NASDAQ上場(その2)

専属の女性司会者がシャウトする。”Are you ready for exciting moment!” “Y-E-S!”
初値を待つKura Sushi USAの姥CEO以下幹部の面々、そして日本のくら寿司本社から駆けつけた田中社長、幹部の方々、緊張が高まり、その爆発の瞬間を待つ。売り出し価格は一株14ドル(前の晩、委任を受けたCEOと私が決めた価格だ)、上場銘柄シンボルの“KRUS”、買い注文のスクリーンを見つめる目、目、目。買い気配が圧倒的に強い、“行ける”、リードバンクが取引開始宣言、KRUS$14.90, $15.20, そして株価はまっしぐらに上昇開始, そして止まらない! 売り出し価格、“少し安すぎたかな、でもいいか、投資家は間違いなくハッピーだ、これから100店舗、そして更なる全米展開を考えると長いお付き合いだ”。

Three, Two, One, CEOが鳴らす銅鑼鳴り響き、”バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ“
日米のテレビ局のカメラが必至に追いかける。大成功だ!くら寿司の皆さん、目に涙も“ン、もう最高!”
東京でのNSDAQ上場セミナーでの講演の直後、くら寿司さまからサポートの依頼を受けたのが3年前でした。それから以降親子での複数市場でのグローバル上場、レストラン業界での資金調達を伴うIPO、など多くのチャレンジを克服しIPO成功したの、くら寿司の明確なビジョン、ぶれないCEO、パッションと高いチームワーク、皆さん頑張りました。
皆さんのIPO、みなさんのNASDAQです!

2019年09月19日