IIOSSセオリー_組織モデル of 株式会社IIOSS

IIOSSセオリー

IIOSS SeiJuku™組織モデル

全ての組織は、その構成員である人とやるべき仕事(タスク)で構成されます。これは、何千億、何兆円という収益を上げる多国籍企業からファミリービジネスまで、全ての組織に共通します。

しかし、構成員とタスクは組織と呼ばれる氷山の一角に過ぎません。これらの2つの重要な要素の下には当然別の要素が存在します。

IIOSSでは、組織を10の要素で構成されるシステムと定義しています。つまり、組織は、「社員(人)」、「組織構造」、「マネージメント」、「顧客・市場」、「物(技術、製品、製造)」、「企業目的」、「金」、「環境・文化」、「情報システム」、及び「報奨・報酬」で構成されます。例えば、あなたが社員やマネージメントのような構成要素について考えようとすると、必ず各要素は互いに関係し合って、一つの複雑なシステムを構成していることに気付くはずです。

•「社員」は「環境・文化」に影響を与えますが、一方でその「環境・文化」の下に存在しています。
•「社員」は、達成すべき「目標(企業目的)」 を設定します。
•「社員」は、自分の「タスク」を実行し、「目標」を達成することで「報酬」を受け取ります。
•「タスク」は、「顧客・市場」ニーズによって動かされます。
•「タスク」は、なんらかの「技術」によって実行されます。
•「タスク」を実行するには、「金」が必要になります。
•「タスク」を実行すると、新たな情報が生まれます。

上述したように、IIOSSセオリーでは、全ての組織を10の構成要素、各構成要素の特徴(属性)、そしてこれら属性間の関係によって説明しています。

これらの属性や属性間の関係に変化が生じると、全ての構成要素が変化します。これが組織をダイナミックなシステム、つまり常に動的に変化するシステムにしている理由です。属性や属性間の関係における変化は、組織がどのように成長・発展してきたかを定義しています。そして、これは成長のSeiJukuライフサイクルモデルで説明することができます。

多くの場合、マネージメントは成長のための原動力です。換言すれば、マネージメントは組織が衰退する大きな原因ともなり得ます。従って、マネージメントの基本的なタスクは、組織内の不協和音を余すところなく明らかにして、それらを出来るだけ調和させることです。これは、組織がその寿命期間全体に渡って変化することから、一つの継続的なタスクと言えます。





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